私立 夢の丘高校
不思議そうな顔をしている優太に映画のホームページの画面を見せた。
「あー、その映画に朱莉出るんや」
「優太知ってるの?」
「それの主題歌作詞したの俺やし」
「マジで!?」
「あれ?でも名前優太くんじゃなかったよね?」
「作詞の時だけ本名使ってるねん」
「なるほど。でもSNSで絶賛されていたしさすが優太くんだね!」
手をパチパチさせながら嬉しそうに話すひかり。
ふーん、優太もこんなことするんだねー。
確かにスタッフさん達も絶賛していたし本当にすごいんだろうな。
少しは見直したかも。
「どやどや?俺のこと見直した?」
「前言撤回ー」