私立 夢の丘高校



「じゃあ、朱莉ちゃん。昼休みまた来るから頑張ってね!優太くん、朱莉ちゃんのことお願いします」


「おう!任せといて!」



じゃあねー!と手を振りながら廊下を歩くひかりに寂しいオーラ出したけど全く気づいてくれなかった。


絶対分かってるけどわざと無視したな…。



「おっ、大熊1ヶ月ぶりの登校か」



次の授業の担当らしく、教室にやってきた担任。



「出た、クソ教師。この間莉子さんのサインあげたのに裏切ったな」


「俺だって本当は嫌だったけど教師として心を鬼にしたんだ。許してくれ」


「先生、全く感情こもってませんよ???」


「さあみんな授業始めるぞ」



私の話を無視して教室に入っていった担任。




< 9 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop