私立 夢の丘高校
「じゃあ、朱莉ちゃん。昼休みまた来るから頑張ってね!優太くん、朱莉ちゃんのことお願いします」
「おう!任せといて!」
じゃあねー!と手を振りながら廊下を歩くひかりに寂しいオーラ出したけど全く気づいてくれなかった。
絶対分かってるけどわざと無視したな…。
「おっ、大熊1ヶ月ぶりの登校か」
次の授業の担当らしく、教室にやってきた担任。
「出た、クソ教師。この間莉子さんのサインあげたのに裏切ったな」
「俺だって本当は嫌だったけど教師として心を鬼にしたんだ。許してくれ」
「先生、全く感情こもってませんよ???」
「さあみんな授業始めるぞ」
私の話を無視して教室に入っていった担任。