影を拾った太陽ー番外編ー
「私、クマのぬいぐるみ好きだから、私と会ってない間も私のことを想ってくれたら良いなって」
こいつ、こんなに可愛かったか?
いや、付き合う前から十分可愛かったけど、最近可愛さが増しているような気がする。
だからこそ、理性を抑えるのが大変なんだよ。
「そっかぁ。光凛ちゃんはそんなに俺のことが好きなのかぁ」
からかうように言ってやると、顔を赤らめた。
おい、反論しろよ。
なんか恥ずかしいじゃん。
でもまぁ、いっか。
こいつが俺にべた惚れなのは事実だからな。
「心配しなくても、お前のことはずっと考えているよ」
いや、光凛じゃなくて俺がべた惚れなんだな。
頭の中、光凛のことしか考えられなくなっているから。
そっと口づけると真っ赤な顔をするから、またキスしてやった。