真由どうした? 俺の彼女の様子が変だ!
「あのぉ…、ま…ゆ?」

 授業中、俺は先生の様子に注意しながら真由にソッと声をかけた。

 この日も真由は朝から全然に俺に声をかけてくれない状態だ。
 真由の方は何も反応せず教科書を見ている。

 もう一度、声をかけてみたけれど変化なしだ。

「…」

 久保が気になってコッチの方をチラッと振り返った。

「ま…ゆ?」

 ピリピリ状態の俺だけど意を決して、そぉーっと真由の腕を軽くタッチしてみせる。
 いつもだったら真由はチョッピリの笑顔で振り向いてくれるけどね。

「うん? なーに?」ってね。

 しかし…
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