世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ






榊に掛け布団を渡して、俺も風呂に入って。
再び寝室に行った時には花莉は寝ていた。




目元が少し赤くなっている彼女。
唇に触れるだけのキスを落として、ぎゅっと強く抱きしめる。




「…ごめん」と小さく謝っても、寝ている花莉には聞こえるはずもない。

けど、もう一度謝った。









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