世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
花莉のマグカップは、俺のと柄違い。
花莉のが白猫で、俺のが犬。
家具屋でそれを選んだのは花莉で、買った時すごく嬉しそうだったのを覚えている。
それを使う時も、本当に嬉しそうだった。
彼女が大切にしていたのもわかっている。
花莉が大切にしているものを俺も同じように大切にしたい
そう思っていたのに、花莉が大切にしていたものを壊したのは俺だ。
詩優side.end
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