世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
詩優はすぐに後ろから追いかけてきて、私は慌てて
「着替えてくるだけ!!3分待ってて!!」
と言ってすぐに自分の部屋に入った。
クローゼット開けて、取り出したものは…
もう着ないと思っていた赤のネグリジェ。
ネグリジェを初めて着て詩優に迫った時、彼はびっくりして固まっていた。
まさか、また私がこれを着るなんて彼は予想もしていないだろう。きっとこの姿を見れば、また詩優はびっくりして動けなくなってしまうはず。
写真ならさっき撮ったから、いいよね?
1枚だけだけど。
私はパジャマを脱ぎ捨てて、急いでネグリジェに着替える。
…ドキドキして、なんだかすごく緊張する。
詩優はどんな反応するのかな、とか考えてしまうんだ。
胸元と脚が大胆にでたネグリジェを着て、鏡でよく確認してからパジャマを畳まずに部屋を出る。
本当に早く着替えたから、たぶん3分もかかっていないと思う。