世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




「玲央、家どこ?」


「ん~、雷龍の倉庫」




詩優が空木に聞いて、それに適当に答えた空木。





「空木、家まで送るから案内して」


「は、はいっ!!」





結局は空木ではなく空木さんに聞いて、住所を教えてもらうとまさかの…。

私たちが住んでるマンションとすごく近いことが発覚。




「詩優たちとめちゃめちゃ近所じゃん?」




私がわざと言わないようにしていたことを言ってしまったのは倫也。

それを言ったら空木なら『遊びに行きたい』とか言い出しそうだったから言わないでおいたのに。




そんなことを言い出さないかドキドキしながら車に乗っていたが、空木は





「運転手さん、そこのスーパー寄って~。今日の夕飯の買い出ししたいから」




と言って少し先にある大きなスーパーを指さした空木。
そこのスーパーは冬樹くんが働いているところで、私たちもよく行くところ。




夕飯の買い出し、って…




「料理とかするの…?」




気になって聞いてみる。




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