世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




竜二さんが行っても空木がボコボコにされること間違いなし、だ。
空木が危ないことには変わりない。



でも、もうどうしようもなかった。
話し合いで解決したら、なんて言えないし。空木が真面目に話をするとは思えない。




「…いい。行くから」




詩優はそう言って、自分の机を移動させて。
いつも通り私の机とくっつける。




それから自分の席に座ってぽんぽんと私の椅子を叩くから。座れってことなんだと思って大人しく座った。





…本当に、空木と決闘するのかな。




昼休みまで、ドキドキハラハラしていた私。








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