世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
あとは声に出すことがなんだか恥ずかしくなって、心の中でいっぱい話した。
詩優と私が一緒に暮らしていること、詩優には仲間がたくさんいること。
それから、私が今まで詩優に守られてきた分、今度は私が詩優を守るという誓い。
全て心の中で言ったあとに目を開くと、
「また、花莉と一緒に来るから」
詩優はそう言ってくれて。
私はまっすぐに前を見て
「また来ます」
そう言ってからぺこりと頭を下げた。