世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




何度も頭をさげる桜に、『別れる』と告げて俺らの関係は終わり。




関係が終わった日の夜から、俺はとにかく女と遊びまくった。
毎晩毎晩、いろんな女と遊んで欲を満たして。




人の女にも手を出して喧嘩を売られることも多々。
詩優や竜二も俺なんかとつるむから喧嘩に巻き込まれてたっけ。




さすがにそれは悪いと思って、俺は族をやめようとか考えたけど……
唯一の居心地がいい場所まで失いたくなかったから何も言えなかった。





いつか族から追放されんじゃねぇかと思ったけど、詩優と竜二は俺がリンチにされそうになったら助けに来てくれる。




それからあの2人は俺が心から恨んだ桜の彼氏がいる族を潰してくれて…。
桜には悪いけど、男には同情も何もない。あの彼氏も俺に気づいて桜と復縁したみたいだし。





あの族は潰れて良かった。
だから、詩優と竜二にはマジで感謝。





まぁ、あとから『ちゃんとしろ』とか『もうこんなことはやめろ』とか『逃げるな』とかはいろいろ言われて説教はされたけど。






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