世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
絶対
詩優side
「夜瀬くんがもし私の邪魔したら、その時は容赦なく妃芽乃さんを射殺するから」
関根にそう言われて、俺は手も足も縛られていなかった。
花莉を助けたいのに、動けない。
だから、俺は関根にバレないように京子にSOSの連絡と位置情報を何回か送って
───────────花莉が橋の上から飛びおりるのを見ていることしかできなかった。