世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
そう言ったところで、私の頬は思いっきり関根さんに叩かれた。
鋭い目つきで睨まれたりしたが、私はここで負けるわけにはいかない。
私も手を振りあげて、関根さんの頬を叩き返した。
それからさっきから関根さんの隣に突っ立ってばかりの俊の頬も1発叩いて。
それに怒った関根さんは私につかみかかってきた。竜二さんと倫也は止めようとしてくれたけど、「止めないで…!!」と言って関根さんと私はまっすぐに戦った。
頬を叩いて叩かれて、髪の毛を引っ張られて引っ張り返して。
「私には何もないけど!選ばれなかった関根さんは魅力がなかったんだ…!!!それを人のせいにしないで…!!!!」
「あんたに何がわかるの!?人を頼ってばかりのくせに!!!!可愛くもないくせに!!!」
「私は確かに頼ってばっかりだけど、関根さんはその可愛くもない女に負けたんだ…!!!!」
「うるさい!!!!」