道。＿君がくれた道しるべ＿ ～Blue Berry短編集～

すみれ Side

亮平と出会って、沢山のことを教えて貰った。
芸能界のことも、人間関係も、ううん、違う。
私が亮平と付き合って分かったことは、命の尊さだ。

すみれ「いっ………た」
亮平「どした？」

気のせいかな。頭痛かった気が……。
でも、一瞬だけだったっし。

すみれ「ううん、なんでもない笑」
亮平「でも、なんか痛……」
大輝「よーーー！！！」

なんか、言おうとしてたけど阿部さんと今野さんが来て話は途中で終わった。

亮平「おぉーー、昼間っから元気だなぁ～」
大輝「いや、昼間以外のいつ元気なんだよ笑」
照「山田、元気そうじゃん！」
すみれ「こんにちは笑」
大輝「相変わらず可愛いねぇ～笑」
照「上手くいってんの？」
亮平「まぁなぁ～笑」
大輝「うーわー笑」
亮平「仕事の帰り？」
照「話を変えるな笑」
すみれ「あははっ……笑」

その後、私も入って4人で他愛もない話をした。
ほんとにくだらないことも、些細なことも面白く話してくれるメンバーさんは亮平の支えだろうな。

大輝「これ買ってきたから食べようぜ～」
すみれ「あ、じゃあ私紅茶入れてきます」
亮平「サンキュ」
すみれ「うん！」

お水を取りに病室を出る。
お水入れて…。よし、戻ろ......。あれ…、なんか…。

すみれ「いっ………」

急に頭が痛くなって、目の前がクラクラ揺れだした。

？？「大丈夫ですか？」
すみれ「あ、すみま……せん」
看護師「大丈夫ですか？」
すみれ「あ、少しめまいがして…」