道。_君がくれた道しるべ_ ~Blue Berry短編集~

亮平×かわいい彼女        ⑨


山田 Side

かわいい彼女だった。

そんな彼女に俺はかなり酷なことを言ってしまったのかもしれない。
だけど、悪いのは俺じゃない。

○○「どうして……?」

瞳に溢れんばかりの涙をためて、俺の方を見る○○。
その顔を見たくなくて、俺は視線を逸らした。

○○「どうして、別れるなんて言うの……?」
亮平「だから何度も言ってんだろ」

できるだけ冷たい声でそう吐き捨てる。

亮平「俺のこと好きとか、嘘だよな」
○○「そんなことないよ」
亮平「あるよ。何回も連絡してるのに返事遅いし」
○○「それは……」
亮平「この前あげたニットだって1回も着てくれてないじゃん」


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