ワケあり男子
「えっ…ああ、そういうわけじゃなくて…」
「これ、ガキの頃からあって。消しゴムで消せないかって本気で考えた」
「ええっ」
「バカだよな」
「そんなことないよ…」
「ちょっとコンプレックスかも。友達に顔書いてからかわれたことがあってさ」
そうなんだ…意外。
律くんの手のホクロはその美しさを際立たせるアクセントにさえ思えてくる。
それをそんな風に思っているなんてもったいない。
「綺麗な手だなぁって思ってたの。こんなにホクロが似合う手の人もいないんじゃないかな!?」
そう言ったら、吹き出された。
…あれっ!?
「これ、ガキの頃からあって。消しゴムで消せないかって本気で考えた」
「ええっ」
「バカだよな」
「そんなことないよ…」
「ちょっとコンプレックスかも。友達に顔書いてからかわれたことがあってさ」
そうなんだ…意外。
律くんの手のホクロはその美しさを際立たせるアクセントにさえ思えてくる。
それをそんな風に思っているなんてもったいない。
「綺麗な手だなぁって思ってたの。こんなにホクロが似合う手の人もいないんじゃないかな!?」
そう言ったら、吹き出された。
…あれっ!?