ワケあり男子
「悩み、ないわけないだろ。毎朝変なやつに絡まれて困ってる」
律くんが間に入ってくれたけど、マリモちゃんが追い討ちをかける。
「けどさ、ミイラ取りがミイラになるっつー。今朝は律が絡んでたよな。ほら、迷惑だって言ってる」
ええっ?
迷惑では…ないよ。
今朝も律くんのお陰で安心して学校に行けた。
「嬉しそうじゃん」
「そいつ、そーいう顔だよ。嬉しくもないのにニコニコして。わけわかんねぇ」
そ、そんなことないよ。
律くんがいてくれてすごく嬉しかった…。
そう思うのに今言うタイミングなのかわからず、言うことができない。
「マリモだってそうだろ」
律くんにそう言われて、マリモくんは超不機嫌になってしまった。
そして立ち上がり、思いっきり大きな音をたててドアを閉めるとそのまま行ってしまった。
律くんが間に入ってくれたけど、マリモちゃんが追い討ちをかける。
「けどさ、ミイラ取りがミイラになるっつー。今朝は律が絡んでたよな。ほら、迷惑だって言ってる」
ええっ?
迷惑では…ないよ。
今朝も律くんのお陰で安心して学校に行けた。
「嬉しそうじゃん」
「そいつ、そーいう顔だよ。嬉しくもないのにニコニコして。わけわかんねぇ」
そ、そんなことないよ。
律くんがいてくれてすごく嬉しかった…。
そう思うのに今言うタイミングなのかわからず、言うことができない。
「マリモだってそうだろ」
律くんにそう言われて、マリモくんは超不機嫌になってしまった。
そして立ち上がり、思いっきり大きな音をたててドアを閉めるとそのまま行ってしまった。