ワケあり男子
「あ、あのっ…私、友達少ないから…こういう風に学校帰りに友達の家に行くのも初めてで舞い上がっちゃって…」



「そんなの、俺もだし…」



「そっかぁ…え、律くんも?」



友達がすごく多そうに見えるのに、そうじゃないの?



意外…。



「まあな…」



なんだか照れくさそうに頭をかいている。



「律くんの周りはいい人ばかりだよね。人数とか関係ないかも」



「…へ、人数??…ん?」



眉を寄せた後、首を傾げているけどどういうことなのか私にもよくわからない。


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