ワケあり男子
「真面目か!」
「そうなのかも…面白味がないよね」
「んー、どうかな。まあ、律は基本塩だからね。いつもあんな感じ」
律くんって塩対応なの?
今朝の感じだと、そうは見えなかったけど…。
仲のいいマリモくんが言うなら、そうなんだろうね。
「今朝助けてくれたときは話し方も優しくて、まるで別人みたい…」
「…ふーん。なにがあったわけ?」
「電車に乗っていて、近くにいた男の子の足を踏んじゃったの。その男の子に殴られそうになったところを助けてくれて…」
「律が?意外だな~。普段ならスルーなのに」
そうなんだ…。
「助けてって言ったの?」
「ううん。怖くてなにも言えなかったし、そんな余裕全然なくって」
「へぇ…」
マリモくんは不機嫌そうな顔でそのまま黙ってしまった。
「そうなのかも…面白味がないよね」
「んー、どうかな。まあ、律は基本塩だからね。いつもあんな感じ」
律くんって塩対応なの?
今朝の感じだと、そうは見えなかったけど…。
仲のいいマリモくんが言うなら、そうなんだろうね。
「今朝助けてくれたときは話し方も優しくて、まるで別人みたい…」
「…ふーん。なにがあったわけ?」
「電車に乗っていて、近くにいた男の子の足を踏んじゃったの。その男の子に殴られそうになったところを助けてくれて…」
「律が?意外だな~。普段ならスルーなのに」
そうなんだ…。
「助けてって言ったの?」
「ううん。怖くてなにも言えなかったし、そんな余裕全然なくって」
「へぇ…」
マリモくんは不機嫌そうな顔でそのまま黙ってしまった。