ワケあり男子
「また、って何度もあるのかよ!」
マリモくんのツッコミ通り、これが始めてじゃない。
「ま…まあ、たまに…」
恥ずかしー…。
靴下をはきながら、他のことを考えていた気がする。
「こんな抜けてる子が、媚びるタイプに見えるか?」
わあっ、律くんに抜けてるって言われちゃった。
「まあ…な。俺ならこれで外は歩けねーな。相当図太い神経してるか、ただバカなのか…」
相変わらずマリモくんは攻撃的姿勢を崩さない。
近寄るなと言わんばかりに、律くんの前に立ちはだかった。
だけどマリモくんより頭ひとつ分大きい律くんの表情はハッキリ見えていて、その顔はにこやか。
マリモくんのツッコミ通り、これが始めてじゃない。
「ま…まあ、たまに…」
恥ずかしー…。
靴下をはきながら、他のことを考えていた気がする。
「こんな抜けてる子が、媚びるタイプに見えるか?」
わあっ、律くんに抜けてるって言われちゃった。
「まあ…な。俺ならこれで外は歩けねーな。相当図太い神経してるか、ただバカなのか…」
相変わらずマリモくんは攻撃的姿勢を崩さない。
近寄るなと言わんばかりに、律くんの前に立ちはだかった。
だけどマリモくんより頭ひとつ分大きい律くんの表情はハッキリ見えていて、その顔はにこやか。