蘭蝶 短編集
連れて行かれたのは中庭。相変わらず、人は誰一人居ない。
『で、なんでしょうか?』
多分、蝶華にこれ以上近づくなとかなんだろうな…。
「単刀直入に言うわ。早く湊くんと別れて。あんたみたいなのが湊くんと付き合ってるとか釣り合わないにも程があるでしょ」
「どうやって誑(たぶら)かしたんだか知らないけどあんたと付き合ってる湊くんも趣味悪いよね。」
『…湊を悪く言わないで』
「はあ?何言ってんの?あんたと別れれば悪く言われる事もないのよ」
…そうか…。湊は私と付き合ってるから悪く言われてるのか…。
「悪く言われたくなかったら早く別れる事ね。」
『で、なんでしょうか?』
多分、蝶華にこれ以上近づくなとかなんだろうな…。
「単刀直入に言うわ。早く湊くんと別れて。あんたみたいなのが湊くんと付き合ってるとか釣り合わないにも程があるでしょ」
「どうやって誑(たぶら)かしたんだか知らないけどあんたと付き合ってる湊くんも趣味悪いよね。」
『…湊を悪く言わないで』
「はあ?何言ってんの?あんたと別れれば悪く言われる事もないのよ」
…そうか…。湊は私と付き合ってるから悪く言われてるのか…。
「悪く言われたくなかったら早く別れる事ね。」