君と私の距離
そのまま朝になり
準備をして美帆の家に向かう


美帆の部屋に向かう途中
駿也くんに会った


「ねぇ、駿也くん
准くん明日誰と会うか
知ってる?」


そんなことを知ったところで
私はきっと何もできない


でも、それでも知りたかった


けれど、駿也くんは黙っている


見兼ねた美帆が口を開く


「お兄ちゃんが准くんと
親友なのもわかってる
だからかばいたい気持ちもわかる
けど、愛里は明日誕生日なのに
准くんはすっかり忘れてて
明後日はお兄ちゃんと
遊ぶって言われたんだって
お兄ちゃん明日バイトだよね?」


美帆が一気にまくし立てる
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