君と私の距離
「ねぇ!
愛里今日誕生日じゃない??」


「あ、うん」


七海が覚えててくれた
ことに動揺して
そっけない返事になる


「えー!!」


「うんって笑」


「お前、早く言えよ!」



なぜか一気にみんなに
文句を言われた



私にはもう
誕生日はないものに
なっていたみたいで
みんなと話してる内に
すっかり忘れていたのだ


「誕生日なのに
予定ないのかよ笑」



冗談で言われてる
のにその言葉が胸に
突き刺さる
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