あなただけ見つめてる

「だって、本当の事じゃねぇか」

「え?」

「都合が悪くなりゃ、自分たちのことを棚に上げて
 なんでも春果のせいにして、アイツが一体お前たちに、
何をしていたっていうんだよ!?
ただ、女に生まれたから、駒にしていらなくなったら海外に飛ばして
政略結婚でもさせようってか?」

「・・・っ」

あたりか

「ふざけんなよ?俺は、あんたたちを親とは思わない
いい経営者だとも、思わない。春果が、何を言ってきてもだ」

「た・・・」

「それだけだ。じゃあな」

「さっすが、大我」

「聞いてたのか」

「勿論」

話しが早い

「俺たちも動くとするか」

「あぁ」

なぁ、あの昨日のチョコが最後だなんて言わせねぇ

ぜってぇ、俺の所に連れて帰って見せる

待ってろよ?春果__________


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