あなただけ見つめてる

翌日

大我が普通に学校に行った後に
最後のチョコケーキを作って大我の部屋に置いて
あたしは、羽田に向かうために車に乗り込んだ

きっと、向こうであたしは結婚させられる
それが、あたしの運命なんだ

「来たな」

「はい」

パシンと頬をたたかれてお父さんを見た時に
泣きそうな顔をしていた

「好きになったのが、なぜ大我なんだ」

え?

「大我でなければ、こんなことをしなくても済んだ」

「・・・っ」

「なのにっお前というやつは・・・!」

「お父さんは・・・」

「?」

「お父さんは、どうしてお母さんと結婚したの?」

「そ、れは」

「私がお父さんを好きだからですよ」

「お前、来ていたのか」

「えぇ。」

「なら、あたしの気持ちもわかるでしょう?言わずとも
確かに、大我はあなた達からしたら大事でしょう。
でも、法律上は、義理の兄妹は、赤の他人です。
恋愛も、結婚もできるんですよ」

「なっ」

「知らないで、経営なんてしていたんですか?」

「ふん。どうでもいいわそんなこと」

「・・・っ」

「あなたは、向こうで結婚「させられませんね」」

え?
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