あなただけ見つめてる
その後、乗るはずの飛行機の順番が来てしまい

弁護士の人の話も聞かず
あたしは、お父さんに飛行機の中に乗せられてしまった

これで、本当に大我に会うことはなくなってしまう

「いいか?お前は、向こうで婚約をする。
これで、わが社も安泰だ」

あたしはやっぱり捨て駒なんだね・・・

「婚約も、結婚も、好きな人としたかったな」

「何か言ったか?」

「いえ・・・」

時間になり離陸した飛行機

向かう先はイギリス・・・

上がった飛行機から、覗いた場所には
恐ろしい顔をした、大我の姿もあって

隣には、嬉しそうな母親の姿

こうも、正反対なんだね?

お父さんはそわそわしているというのに・・・

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