あなただけ見つめてる

「大丈夫だ」

「でも・・・っ」


「春果。大丈夫。こっちは、イギリス・ロンドン支部にでもいておくから」

「ウィル・・・」

「それに、最初に言ったろ?
君たちがいるべき場所は、イギリスじゃない。日本(そっち)なんだから
別に、春果が、そっちで起業したって何の問題もないし
こっちの支部の弁護人を僕が下りるわけじゃない」

「うん」

「大我も、それで弁護を引き受けてくれるんだろう?」

「そういってる」

「彼だって、こっちで散々弁護の勉強をしてたんだ。
心配しなくても平気だよ。何かあったらすぐにかけてくれて構わないから」

「ありがとう」


そう言って、大我のスマホを大我に帰して

「春果。ここは、俺たちの家だ。
大丈夫。俺も手伝うから、一緒に頑張ろうな?」

「うん」

< 128 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop