あなただけ見つめてる
「大丈夫だ」
「でも・・・っ」
「春果。大丈夫。こっちは、イギリス・ロンドン支部にでもいておくから」
「ウィル・・・」
「それに、最初に言ったろ?
君たちがいるべき場所は、イギリスじゃない。日本(そっち)なんだから
別に、春果が、そっちで起業したって何の問題もないし
こっちの支部の弁護人を僕が下りるわけじゃない」
「うん」
「大我も、それで弁護を引き受けてくれるんだろう?」
「そういってる」
「彼だって、こっちで散々弁護の勉強をしてたんだ。
心配しなくても平気だよ。何かあったらすぐにかけてくれて構わないから」
「ありがとう」
そう言って、大我のスマホを大我に帰して
「春果。ここは、俺たちの家だ。
大丈夫。俺も手伝うから、一緒に頑張ろうな?」
「うん」