あなただけ見つめてる

食べ終わった食器も2人で片して
先にお風呂に入らせてもらった

「ありがとう」

「いいえ」

「お姉ちゃん。お風呂入っていい?」

「入っておいで」

優羽ちゃんと優奈ちゃんはどうやらお風呂も一緒に入るらしい
そして、その中には、海斗君もいる

「未来。明日さ、この子たち連れて行ったら、
たまにはサボっちゃおっか」

はい!?

「出席日数とかも大丈夫でしょ?」

「まぁ・・・」

「だったら決まり!」

こういう時の先の決断ってすごいと思う。

2人と海斗君が出てきてから、咲姫は、麻衣ちゃんと一緒にお風呂に入りに行った

キャイキャイ言っている麻衣ちゃんの声が聞こえてきて
それにこたえている咲姫もお姉ちゃんじゃなくて、母親にしか見えないだろう

「ごめんね?待った?」

「全然」

コップとお茶を置いて行ってくれてたし。
テレビも付いたままだったから、全然退屈ではなかった

「咲姫はさ、付き合うならどんな人がいい?」
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