あなただけ見つめてる

翌日

お父さんたちは早朝の便でどっかに飛んで行った

そのため、朝ごはんを作るのは私のはずなんだけど

「なんで、こんないっぱいなの?」

「何言ってるの。愛たちもいるんだから、当たり前でしょう?
桜だって、少しずつ食べ始めていいのよ」

「へー」

「ゆーはちゃんおは・・・」

まだ眠そうな桜をソファーベッドで寝かせ

「なら、洗濯物回してくる」

と言ったものの、回したことのない洗濯物

「夕葉ー?」

「やばっ」

洗濯物を仕分けて先に洗うものを洗濯機に入れて
洗剤を入れれば
後は洗濯機にお任せしよう

「夕葉ちゃんおはよう」

「おはよう」

愛も雪も起きてきたようだ

「夕陽ちゃんが来てるなら起こしてくれればよかったのに」

「いいの。寝てる2人を起こすことでもないでしょう?」

「そうだけどさ。朝、桜もいなくて驚いたんだけど」

「あー私たち一緒に寝たから」

「なるほど。
しばらくは夕陽ちゃんから動かないね」

「そうでもないよ」
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