あなただけ見つめてる
気づいてくれてたの?
「ママ、ぐあいでもわるいの?」
そう聞いてくる瑠宇はきょとんとしていて
「大丈夫よ」
「無理すんなよ」
そう言ってくれる翔も優しいと思う。
「まぁ、桜庭の所も4人目って言ってたしな」
「は?」
夕陽、4人目できちゃったの?
「俺らの子が、女の子しかいねぇからじゃね?」
「あーそういう事」
女の子が欲しいんだ?
「俺は、どっちでもいいけどな」
うん。
まだ、言わないでおこう。
生まれるまでのお楽しみ
この子が、双子の男の子だっていう事は
「ねー。ママーおでかけー」
「いこっか」
翔も、私に言葉に、荷物を持ってくれる
優しい旦那様で
そして、
「瑠宇。おいで」
「やったー」
荷物があるというのに、抱き上げてくれる
優しい父親
「ママ。私も手伝えることは、手伝うからね?」
優しい娘。
でも
「大丈夫。遥は、遥のしたいようにやればいいわ。
無理に、手伝わなくても大丈夫だから」
「うん」
私たちも、家を出て、
これからは、子供たち3人と、大所帯になりながらも
頑張っていく。
翔と、この子たちがいれば、私は大丈夫だから・・・