もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
一時間ほどでご飯を食べ終わり、みんなでカフェレストランを出た。
これからカラオケでも行こう、って話になったけど
「ごめん、私帰るね」
なんか疲れてしまった。
ハヅキがどこでもオナラするとか変な大嘘を言うせいで、とても彼氏できそうにないし。
残念そうな顔の麟に手を振って、みんなとは反対方向に歩き出す。
「えっ、高橋くんも帰っちゃうの?」
「うん、ごめんね?また」
そんなやり取りが背後で聞こえた、と思ったら軽快な足音がして
「人生初合コン、オツカレー」
棒読みなそんな言葉と共に、隣に並んだハヅキ。