もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「そ、そういうことなら…まぁ。今回だけは」
マキ先生がしどろもどろになりながらもそう言って。
「はい。じゃー改めて出欠取るよー!」
出欠を取り始める。
だけどクラスはざわめいたまま。
「あれほんとだったんだ、ハヅキに彼女いるって噂」
「しかもすっごい普通の子じゃん、ハヅキに釣り合ってなくない?」
「てかあの子ワガママー」
私に対する女子の敵意と。
「あのハヅキって奴、怒らせると相当こわいらしいぜ」
「なんか彼女に近づいた奴は半殺しにされるんだろ?」
「こわ…」
ハヅキに対する男子の畏怖。
……これ1年の時と一緒じゃん…!