もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「好きなの?プラネタリウム」
なんか。いつもの学校帰りの放課後とは、とても思えない。夢みたいな時間。
「うん」
囁くような京星くんの声にも、頭がぼんやりしてくる。
だからたぶん、この圧倒的な星空の迫力にのまれていたせいだと思うんだけど。
「すっげー好き」
暗闇の中、キラ、と京星くんの目が光って。
暗闇の中でも京星くんが笑っているのが分かって。
とんでもなく、心臓が跳ねた。