もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「どういうつもり?」
放課後、言われた通り屋上前の階段に行くと、3人はすでに来て待っていた。
腕組をして私を睨んでる3人。
…鈍い私でもわかるよ。
3人とも怒ってる…!
「ど、どういうつもりって…何が?」
恐る恐る聞くと、3人の真ん中に立った瀬田さんがキュッと眉を吊り上げた。
「だから、ハヅキたぶらかした後に速攻で京星と付き合うなんて、調子乗ってんの?って聞いてんだけど」
こ、こわい…知らなかった。瀬田さんってこんなに怖いんだ。
いつもハヅキの席に来るときはあんなにキラキラした笑顔なのに。
「…ち、調子は…のってません」