もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
黒板を見ると、【キッチン】のところに私の名前が一番はじめに書かれていた。
「何で勝手に書くの!?」
「んー?別にどーせ書くんだからよくない?」
「しかも何でキッチン!?」
「なに?もしかして、やだ?」
ニコニコしたまま全く悪びれてないハヅキ。
「…やだ、っていうか。私メイド服…着てみたかったのに」
「へー」
棒読み無感情のハヅキの声。
「そんなの俺が許すと思う?」