もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
メイド服とか許すわけないよね、この俺が。
てゆーか優しい男?
はは、いまさら。笑える。
散々あげた“優しさ”に1ミリも振り向かなかったのはどこの誰?
優しさなんてくれてやんない。
きみが俺にしてくれたように。
もっといじめて、泣かせて、心の中俺でいっぱいにして。
その後に……。
でも、そーするためには。
「やっぱやーめた」
「え、何で?もうクレープすぐそこだよ?」
「ごめん。俺甘いモノあんま好きじゃないんだー」
ねぇ。
いい加減、俺を見てよ。
たぶん、もうそろそろ。
「……我慢の限界」