もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】









「………“ハヅキ”……?」





無意識のうちに唇から零れ出た名前。


たぶんすっごく小さい声。






でも、イケメン転校生にはしっかり聞こえたらしい。






すごく―――すごく嬉しそうな顔で、笑った。






「やっと思い出してくれたね、


さぁちゃん?」






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