もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「どんな気持ち、って?」
まさか本気でウザかったとか…?
不安になりながら聞く。
日が暮れてきて、だんだん辺りも薄暗くなってきた。
「それを聞くのかよ」
京星くんのふっと観念したように笑う声。
「ドキドキしてたよ、ばかみたいに」
京星くんの表情は、暗くてよく見えない。
「でも…紗英はいつもハヅキと一緒にいただろ」