もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「……え」
ゆ、有効って…
顔をあげる。
薄闇の中、京星くんの瞳とぶつかった。
「俺は、あの頃の俺を超えられない?」
京星くんの真剣な眼差しにのまれて声が出ない。
京星くんは私の初恋の人。
でも、今好きなのかと言われたら
今、昔みたいな気持ちで好きなのかと言われたら…
『ねーさぁちゃん。大きくなったら…ぼくのお嫁さんになってくれる?』