もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「惚れた?」
あっという間に学園祭当日。
スーツ姿で現れたハヅキに、ジョニー・デップの来日並みに騒ぐ女子たち。
でも。
ほんとにかっこいい…
私は保育園時代の天使ハヅキを思い出す。
あのめっちゃくちゃ可愛くて、女の子みたいなハヅキがこんなイケメンに成長するとはね…。
思わずじっと見つめていると、そんな私に気付いたハヅキが近づいてきて
「そんな熱っぽい目で見つめないでよ、キッチン係さん?」
わざわざ耳元で囁いてきた。