もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
いちばん、じゃないと意味はない。
つれてこられたのは保健室。
中に入ると、やっぱりこんな時でも具合の悪い生徒はいるようで。
何人かの生徒が椅子に座ったり、ベッドで寝たりしていた。
でもどうやら先生は席を外しているらしく今はいない。
黙ったままのハヅキに一番奥のベッドにつれていかれる。
「っわ!」
そして乱暴に私をベッドの上に突き飛ばすと、シャッとカーテンをしめた。
周囲からシャットダウンされる世界。
「な、何する…ちょ!?」
ハヅキが起き上がろうとした私の肩をつかんでベッドに押し付ける。
そして鮮やかな手つきで私のリボンをシュルッとほどいた。
素早すぎる!