もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
こんな自分も嫌いじゃない
「…やっぱり相変わらず。
…美味!!」
パンケーキを夢中で食べる私を、京星くんが笑って見てる。
「ほんとうまそーに食うな」
「うまいんだもん…!
…ご、ごめんね。私だけ」
京星くんの前には、やっぱりブラックコーヒーだけ。
「謝んなよ。
俺が来たいって言ったんだし」
「で、でも」
「俺は紗英が喜ぶことをしてぇの」
…甘やかされている…。