もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
柊このみちゃんに連れていかれたのは昨日来たのとは別のパンケーキ屋さん。
なんでも、ここにずっと来たかったけど、家から遠いからなかなか来れなかったらしい。
「…なーんだ。じゃ、二股じゃないんだ?」
パンケーキを食べ終わった後、改めて説明すると柊このみちゃんはホッとしたように笑った。
「よかったー!ならはじめからそう言ってよー!」
「いやはじめからそう言っ…」
「いやーほんとよかったぁ!ハヅキが悪女にたぶらかされてなくて!」
ほんとよかったよかった…!頷いた柊このみちゃんは「すみませーん!」と店員さんを呼び止めた。
「パンケーキおかわりくださいっ!」