もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「えっ違うの!?」
ようやく私の否定の言葉が届いたらしいこのみちゃんが、心底びっくりしている。
「違うよっ!何でそうなるの!?」
「おっかしいなぁ、私現代文とか超絶得意なんだけど?作者の意図とか手に取るようにわかるし~!」
「でも今回は不正解だよ!」
「えっマジで!?じゃぁ…ハヅキの片想いかぁ~」
うんうん、と頷いたこのみちゃんがホワイトモカラテを手にとった。
「それはそれで青春…」
「だからっ何でそうなるの!?」
私そんなこと一言も言った覚えないんですが!?