もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「あーっはっはっはっは!!」
突然このみちゃんが大声で笑いだした!
「ハヅキそんなこと言ったの?泣かせたいって?
ヤバい…知らなかったあいつ…超絶キングオブ不器用すぎる…ダッサぁー!!」
…このみちゃんはハヅキをめちゃくちゃバカにしているということだけ分かった。
「じゃー逆に聞くけど?」
笑いすぎてこぼれた涙を拭いているこのみちゃん。
「好きじゃない女子を、男子から守って教室飛び出す理由は?わざわざレベル落として転校までして追いかける理由は?
“好き”じゃなかったら、そこにはどんな意図があるってゆーの?」