もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
拘束しておけるじゃん?
――そしてあっという間に土曜日。
待ち合わせの駅前で待っていると、京星くんが改札をすり抜けてやってきた。
「ごめん紗英!待った?」
「ううん!全然!まだ待ち合わせの時間5分前だし!」
現在の時刻PM0:55。
京星くんが午前中部活だったから、午後からの集合になったんだけど。
「ごめんねほんと…急に誘ったりして」
このみちゃんに「京星くんのこと絶対絶対誘っといてよ!?」と10回以上念を押されて、渋々誘ったところ、京星くんは二つ返事で了承してくれた。