もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「なにー?もしかして怒ってる?」
面倒くさそうなハヅキ。
「おまえ…マジでいい加減に…!」
「キョーセーくんに怒られる筋合いなくない?」
「筋合いとかじゃねーよ、紗英に謝れよ!?」
「何で謝んの?」
「はぁ?」
「もし、さぁちゃんが嫌がってるんだったら」
京星くんの肩越しに、ハヅキと目が合う。
ハヅキが満足そうに口角をあげた。
「それって本望」