もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】





……




「はぁ!?」




なんて失礼な!





「おい」





憤慨していたら、ハヅキがグイッと誰かに引き離された。




ハヅキの肩に手を置いた京星くんが、片手に焼きそばパンを持ってハヅキを睨みつけている。





「近い」


「…デター」




アメリカ人みたいに嫌味ったらしく肩をすくめるハヅキ。




「俺とさぁちゃんが近かろうが遠かろうがキスしてようがキョーセーくんになんの関係があるわけ?」




「…ある」





京星くんの眉間の皺が濃くなった。






「俺が嫌だ」






< 390 / 537 >

この作品をシェア

pagetop