もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】





「…ふーん」




ハヅキの口元がピクッと動く。





「あと。紗英は可愛くなくなんかねーよ」





そして京星くんはチラッと私に目をやると、自分の席にドカッと腰掛けた。





ひゅ〜っ、と、その様子を見ていたクラス中から声が上がる。





その喧騒の中で、ハヅキが何かをボソッと呟いた気がしたけど



よく聞こえなかった。






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