もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
あーあ、もし私が少女マンガの主人公だったら、目があった瞬間に見初められてイケメンが俺こいつの隣の席がイイとか言って
ブスとかからかってくるから「うるさい!」と反論したら「おもしれぇ女」とか言われて…
と軽く5巻くらいまでのあらすじを組み立てていたら
バチッ
なんとイケメンと目があった!
…いや。というより
私のこと、見てた…?
「先生」
イケメン転校生が私から目を逸らして担任に言う。
「俺、早見さんの隣がいいです」
あ、言うの遅くなったけど私、早見紗英といいます。
そしてこのクラスで早見は私一人しかいない。
もしかしてもしなくても
妄想が現実になった…!?